美浦村通信「管理人のひとりごと」 第301回

三寒四温。いくら暖冬とはいっても、そうそう一気に季節が進むわけではありませんね。今日は寒空。雨もポツポツと。気を確かに持たないと、うっかり体調を崩してしまいそう。みなさん、どうかご自愛くださいね。
 
さて、子どもたちは3学期が終わり、春休みです。かまってばかりもいられませんが、どこにも連れていかないわけにはいかず、いろいろと思案中。といっても、私が思いつく遊び場は、競馬場ぐらいしかない!同じく競馬好き友人親子とともに、中山へいこうと計画中です。毎度毎度、競馬場ではねぇ・・・とも思うのですが、息子たちはまんざらでもない様子。内馬場で遊ぶ分には、広いし、空気もいいし、警備員さんもたくさんいるので安心できる。むしろ、贅沢な遊び場なのかもしれません。
 
あとは・・・千葉のジジババのところへいくとか、東京で友人に会うとか、せいぜいドラえもんの映画を観に行くとか。だいたい近場で済ませる感じです。いやはや、平凡な毎日。いやいや、平凡が一番!
 
そうそう。先週お知らせした「金沢競馬の今春デビュー競走馬の名前募集」にさっそく応募しました。もしも、もしも万が一、採用されたら、金沢競馬場へ出かけようと思います。たしか金沢競馬場は、一度行ったことがあったなぁ・・・。
 
こうして相変わらず競馬のことばかり考えている今日この頃です。そんな私でもWBC中継はみましたよ。すばらしいですね。元気もらいました。私も夢に向かって(!)がんばろうと思います。ではまた。

(2009.03.24)

美浦村通信「管理人のひとりごと」 第302回

先週の日曜日、夫が中京競馬場で馬に額を蹴られ、ケガを負いました。幸い大事には至らず、とりあえず頭部のCT検査をしてもらいましたが異常なし。ほっとしていたところ、蛯名信広調教師の事故による訃報を聞いて、胸が締めつけられる思いがしました。

私は競馬が好きで、競馬場やトレセンをぶらぶらしているだけで十分幸せなのですが、こうやって事故の知らせを聞くと、ただこうして競馬を楽しんでいるだけでいいのかと、ちょっと不安になります。
 
夫は自分の事故を振り返り、「多少、気の緩みがあった」と話していました。言葉の通じない相手、体も大きな馬たちと、ほんとうに信頼し合うには、常に気持ちをピリリと引き締めて向き合わなくてはいけないのですね、きっと。
 
すっかり気分が落ち込んだ影響か、挙句に熱発した私です。インフルエンザかと思いましたが、違いました。もう4月で桜も咲いて、暖かくなってきたのに、今さら寝込むとは。油断禁物。気を取り直して、桜花賞、楽しむとします。ではまた。

(2009.04.07)

美浦村通信「管理人のひとりごと」 第303回

桜花賞の日、境勝太郎元調教師が亡くなられたとのこと。89歳だったそうです。
 
あれ、つい最近、お姿をお見受けしたばかりではなかったかな・・・。当欄のバックナンバーを辿っていくと、その日付は昨年の8月29日でした。あれからわずか半年。あの日、先生はお肌がつやつやしていて、とてもお元気そうに見えたのに。
 
勝太郎先生は元騎手で、1966年から調教師としてご活躍されていました。私がトレセンで仕事をするようになった90年代前半は、まだ70歳定年制がなかったころで、競馬場には元気なおじいちゃん調教師がたくさんいらっしゃいましたが、中でも勝太郎先生は、私のような、競馬知識に乏しい若者に対しても、いろいろな話をしてくれたのを覚えています。
 
先生の誇りのひとつは「手がけた馬が種牡馬になること」と話してくれたことがあります。ある日、番組のインタビューで厩舎を尋ねると、先生はスタッフ数人に馬のぬいぐるみをくれました。私には「この馬、大好きなんだよね」と言いながら、サクラバクシンオー号を手渡してくれたこと、懐かしく思い出しました。今年で20歳になったサクラバクシンオー号は、いまでも現役種牡馬としてがんばっています。
 
勝太郎先生は、97年の春、76歳で現役を引退されましたが、その前年の有馬記念をサクラローレルで勝つなど、最後まで勢いが衰えることはありませんでした。これから先、勝太郎先生のようなホースマンは現れないのかもしれないと思います。心よりご冥福をお祈りいたします。

(2009.04.14)

美浦村通信「管理人のひとりごと」 第304回

ゴールデンウィークです。今年は最大で16連休というところも、あるとかないとか。景気がよくて、なにもかもが順調な上でこの長期休暇なら万々歳なんでしょうが、そういうわけでもないようで。
 
正直なところ、今の私にとって長い休みは憂鬱・・・いや、恐怖に近い?かも。小学校は5月1日(前週の土曜日が学校行事だったので、その振替)から6日までの6連休。旅行に行くわけでもなく、遊びにいくところといえば、週末の競馬場しか思いつかない。長男は放っておけば、近所の友だちと遊んだりするんでしょうが、それでもまだ時間が有り余る。「勉強しなさい」って言ったって右から左に筒抜け、ああ、どうしよう。(泣)
 
少なくともこの6日間、自分の時間はゼロだということは確実。今のうちにやれることをやっておかないと。ちなみに、連休明けの7日は私の誕生日。なによりのプレゼントは、その日に訪れるであろう、束の間の静かな時間。(笑)
 
そうそう、遅ればせながら、昨年のJRA賞馬事文化賞受賞作「どうして僕はきょうも競馬場に」を読みました。亀和田武氏の競馬場探訪記です。プロフィールを拝見したところ、亀和田氏は1949年生まれの60歳。日本の競馬場でまだ行ったことがないのは、門別競馬場だけなのだそうです。私も60歳の頃にはきっと日本中の競馬場を訪ねて、串に刺さったモツをかじりながら競馬新聞睨みつけて馬券検討、ゴール前で「そのまま」とか叫びつつ、一喜一憂してるに違いない。それまでずっと元気でいられるよう、努力しよう。それに、もうこれ以上閉鎖する競馬場がないことを祈って。
 
そんな日を夢見て、しばらくは<子どもたちと過ごす、体力勝負のゴールデンウィーク>を堪能しようと思います。皆様もぜひ、有意義な休日をお過ごしくださいね。ではまた。

(2009.04.28)

美浦村通信「管理人のひとりごと」 第305回

最大16連休の方たちのゴールデンウィークもようやく終わりましたね。我が家も小学生の長男の6連休をなんとか乗り切りました。夫は月曜以外は仕事なので、特に遠出もしなかったのですが、唯一のお出かけは5日にカシマサッカースタジアムへ。鹿島アントラーズVS水原三星ブルーウイングス戦を観戦してきました。
 
若かりし頃、ミーハー気分丸出しで高校サッカーの観戦には何度かいったことがあるのですが、Jリーグチームの観戦は初めて。アントラーズのファンクラブに入っている友人の誘いで出かけたのですが、非常に充実した時間を過ごすことができました。
 
正直、サッカーの細かいルールはよくわからないのですが、やはりあのスタジアムの雰囲気というのがたまらない。サポーターの応援もさすがでした。子ども連れだし、1時間半以上になるゲームを最後まで見るのは大変かな、飽きて騒ぎだしたら早めに帰ろうかな、なんて思っていたのですが、全然平気でした。歓声の渦に包まれながら、そのあまりの心地よさに「ずっとここに座っていたい・・・」と思ったほど。
 
やっぱり現場が一番。また行こう。
 
さて競馬。東京競馬場で5週連続GIが始まっています。1日ぐらいは府中で歓声の渦に巻き込まれたいな・・・と思います。夫に留守番を頼んで、おひとり様で競馬観戦してこようかな。皆様もどうかこのGIシリーズを十分にご堪能くださいませ。

(2009.05.12)

美浦村通信「管理人のひとりごと」 第306回

いつのまにか深く刻みついてしまった眉間のシワ。毎日ただ笑って過ごせば、こんなところにシワはできないはずなんだけど・・・。フゥ。無意識にため息をついては、こりゃいかん、スマイルスマイル!と一生懸命に笑顔を作る。
 
大した悩みがあるわけでもないのだけど、ついつい、しかめっツラになっている自分が少々情けないと思う今日この頃。ああウオッカのような、強く気高い女性に憧れる。
 
さて、ヴィクトリアマイル。ウオッカの強さが、より際立ったレースでしたが、いやいやどうして、あれほど離されて負けた馬たちが、決して弱く映らなかったのも不思議でした。誰もが称えられるべき、すばらしいレースだったと思います。
 
このレースの勝利によりウオッカの獲得賞金額は、エアグルーヴを抜いて歴代1位になりました。ウオッカが今後、ずっと語り継がれていくであろう名馬ということは確か。ただ、ちょっと違うと思わせるのは、ウオッカは何度も負けたにもかかわらず、ここまでの馬になった、というところ。負けたレースもまた印象的。強さとあやうさを持ち合わせた馬。
 
ウオッカには到底かないませんが、私ももうこれ以上、シワを増やさぬよう、そしてシワごときに悩み立ち止まらぬよう、強く生きていこうと思います。スマイルスマイル!(笑)

(2009.05.19)

美浦村通信「管理人のひとりごと」 第307回

今年もダービーの日がやってきた。競馬に生活のほぼすべてを費やしていた現役のころと違い、今は他にもやることがたくさんあって、つい競馬のことが二の次になってしまっている。ふと、それじゃあ、とっても悲しいじゃないか・・・と思うことがある。
 
「今年のダービーは絶対に府中で観戦」。そう決めて、数日前から夫と義母に息子たちのことを頼んでおいた。
 
ダービー当日。無事、東京競馬場に着いた。着いたときは、このまま天気はもつだろうという雰囲気だったが、昼からものすごい雨。
 
雨のダービーか・・・。少し気持ちが滅入ってしまった。みんなはどう思っているのかが気になり、しばらくスタンド内を歩いてみたが、ファンの方々の表情は意外にも明るかったので、ホッとした。雨でもダービーは、ダービーだ。
 
義理の兄の担当馬が7レースに出走していたので、3階の厩務員スタンドへ上がって観戦。そこで元ジョッキーの高橋明さん(現在は武藤善則厩舎の調教助手)にバッタリ。「がっかりだ・・・。せっかく今日までやってきたのに」。ダービーに出走する愛馬マッハヴェロシティを想い、呆然と降りしきる雨を見ていた。すべての関係者の想いはこの言葉に尽きるのだろう。
 
それでも刻一刻と発走が近づいて、気持ちが高ぶってくるのがなんともいえず気持ちがよかった。午後になると騎手たちも、ダービーに出る人と出ない人で、表情が違っているような気がした。「お〜、やっぱちょっと緊張してきた」。さすがの松岡正海騎手もそう言いながら、ダービーのパドックへと向かっていった。
 
一方、騎乗馬のない田中勝春騎手は、パドックから馬場へ向かうダービー出走馬たちを見ていた。となりにいた弥永明郎氏に「どの馬に乗りたい?」と聞かれ、「リーチザクラウン。今日はリーチが臭うな」と話していた。
 
午後3時40分、いよいよ発走。雨は完璧には止んでいなかったのかもしれないが、場内の傘はすべてクローズされていた。大歓声のファンファーレの後、全馬無事、ダービーのゲートを出ることができ、全馬無事、ゴールすることができた。まずこれがなによりも嬉しかった。
 


美浦村名物?GI優勝馬の横断幕
勝ち時計2分33秒7が示す通り、壮絶なレースだった。最後はどの馬も脚が上がったように見えた。それでも勝ったロジユニヴァースの迫力たるや・・・。今までのダービーとは違うすごさを感じた。それが何なのか、言葉で説明するのは難しいのだけど。
 
レース後、しばらく余韻に浸りながら、検量室の前をうろついた。管理する萩原清調教師の共同会見を一番後ろから眺めたが、萩原師はダービーを勝ったと思えないほど、冷静な表情を続けていた。笑顔はまったくなかったように見えた。隣にいた花岡貴子さんと顔を合わせ「相変わらず、不思議な方だね」と話した。
 
その後の目黒記念も観戦したかったが、帰りが遅くなるのであきらめて帰ることにした。帰り道、猛然と空腹感が襲ってきたが、そういえば昼食をとっていないことに気がついた。売店でドーナツ2個とコーヒーを買って、歩きながら食べた。充実の1日だった。
(2009.06.02)

美浦村通信「管理人のひとりごと」 第308回

ダービーの余韻に浸りつつ、新旧ダービー馬対決の安田記念を迎える、なんともぜいたくな週末。女王ウオッカ様は「そこ、どいて頂戴っ」的な走りで、またもや私たちを楽しませてくれました。東京競馬場でレースを見られた方、うらやましい!ぜひ、宝物にしてくださいね。
 
さてさて、東京開催も残すところあと1週となりました。毎年のことながら、ほんとに早っ!おせちの味もまだ覚えているというのに、もう夏競馬突入。20日からは、福島と札幌競馬が始まります。怒涛のGI5連戦はもちろん気分が高揚しますが、その先に控える夏競馬には、また別のワクワク感が!
 
まあ、つまりは、なんだかんだと1年中、楽しく競馬に寄り添って過ごしているのであります。(笑)
 
そして、皆さんお楽しみのPOG(ペーパーオーナーゲーム)もいよいよ、ドラフトの時期がやってきましたね。今週号の「週刊競馬ブック」には2歳馬の名簿が載っています。もしや、毎年この名簿の掲載号が、いちばん売り上げが多いんじゃないかな・・・なんて、思ったりして?
 
私もやりますよぉ。今年は、夫が担当するアグネスタキオンの仔を指名予定。すでに美浦に入厩していて、近いうちにデビューできそう。昨年指名のブレーヴクンはいまだ未勝利で残念でしたが、今年の目標はデッカク、重賞競走出走!
 
丹下師匠の「青本」も買ったし、あと何頭か指名して、プチ馬主気分になろうっと。(笑)
 
ああ、楽しい、楽しい。さてさて、福島か新潟へ遊びに行く計画でも練りましょうか。もちろん、北海道も参戦しますよ〜。では、みなさん、競馬場でお会いしましょう!

(2009.06.09)

美浦村通信「管理人のひとりごと」 第309回

春の東京開催が終了して、関東エリアは夏競馬に完全シフト。今週末からは福島と札幌で競馬が始まります。今年は函館開催がないので、9月6日まで札幌で競馬が行われます。大好きな函館競馬がないのは寂しいですが、函館の厩舎と馬場は調教用として稼働するので、遊びにいくチャンスは作れそう!夫は今年も早々に北海道入りしました。さすがにまだ寒いようで、ストーブをつけたそうですが、馬は湿気の多い美浦よりも北海道のほうが過ごしやすいのでしょうね。
 
それにしても、この梅雨の時期は体調を整えるが難しい。最近は時折訪れる頭痛に悩まされています。今まであまり気にしていなかったのですが、どうやら気圧の低下にともなって起こるものかもしれません。雨が降りそうなときに血管が収縮してズキズキとした痛みになるのだとか。この頭痛、横になって休んでもまったく解決しないので、あきらめて鎮痛剤を服用して、なるべく頭を振らないように心がけて過ごしています。同じような症状で悩む方も、たくさんいらっしゃるのでしょうね。どうかお大事にしてください。
 
自分の体のどこかに痛みや変調が起こると、いつも思うのは、馬にも同じことがあるのだろうか・・・ということ。馬にも頭痛?ありそうですね。だけど馬は頭痛を明確に訴えることができず、つらいんだろうな。
 
頭痛はともかく、馬は熱を出すことがよくあります。熱にもいろいろ原因がありますが、今の季節、ほぼ丸1日かかる北海道への移動に際し、到着後に<輸送熱>を出す馬がいます。ストレスが原因であることが多いと聞きます。大事に至ることはあまりないようで、多少調整は遅れても無事、レースに出走する馬がほとんどですが、まれに重篤な症状にまでなる馬もいるそう。やはり長距離輸送は一苦労ですね。
 
さあ夏競馬開幕!毎年のことですが、すべての馬たちが無事で過ごせるよう願いつつ、競馬を楽しみたいと思います。

(2009.06.17)

美浦村通信「管理人のひとりごと」 第310回

今年は関東地方、なんとも梅雨らしい梅雨のような気がしますが、どうでしょうか。気温はともかく、湿度の上昇に、体が全くついていけてません。先週も書きましたが、頻繁な頭痛、体のだるさ、あれ?喉も痛いぞ、もしや風邪?
 
なんてモヤモヤしていたところ、小学校の保健室の先生から長男のお迎え要請電話が。熱が出て給食が食べられなかったそう。帰宅後、さらに熱が上がってきたので、しばらく学校を休ませることになりそうです。
 
梅雨時の体調維持は、ほんとうに難しいですね。皆様はいかがお過ごしですか。
 
このジメジメした空気を知らずに北海道入りしたクリールパッション号とわが夫。なんと、札幌初日に勝利を挙げることができました。しかも1000万条件の特別でしたがメインレース!初日のメインレースを制するとは、幸先ヨシヨシです。(笑)
 
しかし、その時間、私はまたもやカシマスタジアムにおりまして、サッカー観戦中。あれ?カシマはワンセグが映らない?残念。仕方なくレースの5分後ぐらいに競馬ブックの携帯サイトにアクセスして結果を知り、帰宅後にJRAレーシングビュアーでレースをチェックしました。いやいや、それにしても便利な世の中になったものです。
 
夫はレースの翌日、函館に移動しました。函館競馬場はこの夏、調教場としてのみ稼働中。私同様、函館好きの夫。「温泉にいきたいし、ゴルフにもいきたいから、車を送って」と言ってきました。車輸送にはかなりの費用が掛かるのですが、パッションががんばってくれたので、まあ、よしとしましょう。(笑) 
 
さて、今週は宝塚記念。いよいよ上半期の締めくくりですね。どうかこの日だけは、晴れの良馬場、できれば時折、涼しい風など吹いたりしますよう、神様、仏様、よろしくお願いいたします。

(2009.06.23)

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