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初めて競馬で福島に来たのが、1962年の夏でした。まだ新潟が再開されていない頃で、真夏の2開催でした。
今でもスタンドから向正面左手の方に見える市民プールで、競馬が終わると泳いだものです。元気が余っていたというか、とにかく楽しくて仕方なかったのだと思います。
そして夜の町に出ると、どこに行ってもレースの話。競馬が、とにかく歓迎されているのです。福島の場長は、日銀の支店長と同格に扱われ、こんなに居心地のいいところはないと、歴代の場長は語ります。
町ぐるみで迎えてくれるので、元気が一層出ていたというところでした。
ところが昨今、ここも御多分にもれずの状況で寂しい限り。シャッターの下りたままの店が目立ち、競馬にもこの雰囲気が影響を与えているようなのです。
立派なスタンド、何の不満もありません。本当に快適です。なのに、どこかしっくりこない、よそよそしい、景気のせいだけなのかと考えてみる必要がありそうです。
建物が巨大になると、どうもその中に競馬が取り込まれてしまっているような、そんな感じになります。身近に馬を見ていた頃の、あの牧歌的な、少しぐらい暑くても、それだからいいと思える、そうした競馬場ではなくなってしまいました。
だからと言って、昔のように戻すことはできません。ならば、今あるものに何をどうつけ加えたらいいか、その方向で何とかしていきたいですね。
よそよそしくなっていくのでは、福島競馬ではなくなります。ネクタイ着用でなくては入室お断りなんていうところから改善し、ものを食べる所にも場内テレビは設置してほしいですね。少しくらい人がたまってもいいじゃないですか。全てサービスが先、経済は後というビジネスの仕組みを、そろそろ競馬にも導入してほしいと願っています。
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