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あまりにも途方もないレース結果を見てしまうと、今後の軌道修正に自信が持てなくなります。自分なりのケジメをつけておかないことには、先に進めません。
まずは、ラジオたんぱ賞。産駒に平坦巧者が目につくサッカーボーイ。そのサッカーボーイでも、5番人気のコスモレジスタではなく、8番人気のカッツミーの方でした。栃木の名手・内田利雄騎手がレース直後に語った、3コーナーの手応えが全然なかったのにあんないい脚で勝てるなんて信じられませんという言葉が全てを物語っていました。とにかくハイペース、サンターナズソングに行かれて自分の形で走れなくなったサンヴァレーが終始追いかけ、本命馬ダイタクフラッグが4コーナーで早目につかまえに行って伸びを欠き、じっくり中団から構えたレニングラードの直線スパートでさえ最後はカッツミーの追い込みに屈するという、乱ペースでした。
とにかく、スプリント戦並みのハイペースを波乱の要因と考えてもいいでしょうが、このペースを終始2・3番手で追っていたソウゴンが3着に粘っているのです。他の有力馬の不調を指摘しておきたいですね。
一方の函館スプリントS、高松宮記念馬・ショウナンカンプ4着は期待はずれでした。走破タイムの1分10秒3、7秒台で走ることの出来るカンプにとり、久々で馬自体のスピリットがなかったと言うことでしょう。同じ中京コースで重賞勝ちのあるユーワファルコンが9着でしたが、騎乗した中舘騎手は、函館の芝は合っていない、行きっぷりがもうひとつだったと語っています。ショウナンカンプにとってもこの函館の芝が合わなかったのではないか。もっとスピードの発揮されるコンディションがいいと言うことでしょう。新潟の芝のスプリンターズSでは、また別の結果になることもありそうです。それにしても3歳馬・サニングデールの52キロは、他の古馬にくらべ短距離だけに有利に思えましたね。
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今年から、全国一斉に2歳新馬戦がスタートし、先週でそれぞれひと開催を終え、福島で8頭、函館で11頭、阪神で8頭の計27頭が勝って順調なスタートを切っています。
勝つと負けるでは大違い、中には3戦目でようやく勝った馬もいます。とにかくひとつ勝てば、あとはゆっくり安心して休んでもいられます。そのひと休みが若い馬には何よりで、それによって成長を促せるのです。この27頭の中から、どの馬が出世していくのか、それを探る楽しみが新馬戦にはあります。
そしてもうひとつ、新しい種牡馬たちが話題になるときでもあります。
ところが、今年初めて産駒をレースに送り出すサイヤーは35頭、ここ20年で一番少なく、今のところ、ビワタケヒデ産駒が勝っているのが目につく程度で、どうもこれまでとは異なる雲行きです。
昔は、いくら人気のある種牡馬といっても、種付け頭数が100頭を越すということは滅多にありませんでした。40年ほど前、チャイナロックが100頭に種付けしたというのがニュースになったことがあるほどです。
それが今では、サンデーサイレンス、フジキセキなど、その倍の種付けをするサイヤーも登場し、それだけ、種牡馬の生き残りをかけた競争も激化しています。評判馬への注目が高まり、健康管理、ノウハウが進化したことでこういう傾向になったのでしょうが、逆に言えば、種牡馬になれたとしても、早いうちに産駒が走らないことには、あっという間に牧場の片隅に追いやられてしまいます。
その点、サンデーサイレンス系は大人気、早くも孫世代のダイタクリーヴァが種牡馬になりました。この勢いは、当然、産駒が勝ち続けた結果出てきたもので、この一族だけで30頭を越す種牡馬の数になり、今後どうなっていくのか、ちょっと気になるところです。
血統の偏りは、当然良くないので、この面の新風が吹くことを願っています。
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全国一斉に発売となった馬単に3連複、期待通りの人気だったが、その難度の高さに舌を巻く状況です。テレビ番組では、一体どのくらいの万券がとび出すかと日曜日は朝から数えてみました。ところが、新潟の午前中だけでも、その半分近くが万券、これでは数えてみても何の意味もないと、止めてしまいました。そんなことに気を取られていたら、肝心のレースがおろそかに。それに、次から次へとアナウンスされる万券配当に、スタンドもだんだん覚めてしまって、いちいち歓声を上げることもなくなっているではないか。
そう、慣れとは恐ろしいもので、いくら騒いだところで、自分がその恩恵に浴さないことにはちっとも面白くもない、そういう思いになっているのです。
翌日のスポーツ紙に、3場・2日間で50回も万券がとび出したと出ていて、そんなことに現(うつつ)を抜かしても仕方がないと実感しました。
レース検討のセオリーが変わるものでもなし、要は、馬の組み合わせのマジックみたいなもの。そんなに配当がいいのなら、ひとつナゾ解きを本格的にやってやろうではないかと、益々やる気満々になるのでした。
レース結果には、それに見合った解釈を加えておくのが肝要。それによって、少しでも次の検討に役立てなくては。基本的なことはちっとも変わっていないのに、何も浮き足立つこともないのですから。
毎度、開幕週お決まりのレコードタイム。マグナーテンはその典型で、こうしたコース巧者の存在は、どのレースにもいる筈なのです。新潟にしろ小倉にしろ、そのコース特性を見極めることが第一で、春の実績という目先にとらわれないようにする英断こそ、しっかり心にとめておくことでしょう。荒れたレースの反省は、いつも、実績よりも調子を重視するなのですが、これにそれぞれのコース特性を結びつけて夏を頑張りましょう。
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荒れるレースへの期待は、いつも大きい。だからと言って、いつも波乱ということはない。事前に、その辺のところをつかめたら、正に競馬の達人なんですが。
難解なレース、すなわち波乱ということでもなく、先週の函館記念の結果をどう受け止めたらいいのか、万馬券は3連複だけでした。夏場の重賞は、より、実績よりも調子というのがセオリーで、人気もそんな風になっていたと思います。ところが、異様に時計のかかる芝のコンディションが、難しさの度合いを深めていました。
勝ちタイムの2分5秒1、とても良馬場のG3の2000mとは思えないもの。誰かが30年前の競馬のようだとつぶやいたのも分かります。史上3番目に遅い時計、それも、ワーストタイムが不良、その次が重でのものとなれば、事実上今年は一番遅い決着とも言えます。ところが、通常よりも3秒はかかる馬場だったというのが専らで、馬場改良の歴史を積み重ねた結果、こういうことも起こるという事例として記憶しなければならないでしょう。相次ぐスピード馬の敗退、これこそ、今年の函館の芝の最大のポイント。ここで勝った馬たちの勝因のひとつに、この馬場状態をつけ加えておかないことには、次の参考にはならないでしょう。
不可思議な敗因の中には、重い芝馬場をつけ加えておき、その馬の可能性を見い出しておくことも重要で、残り少ない今期の函館をしっかり見ておくつもりです。
新潟と小倉の芝は時計が速く、これは例年の夏と同じ、従来のコース巧者の出番が続くものと思っています。とにかく、しばらく開催が続くのですから。こちらは、いくら時計が速いからといって逃げ切りは少ないという傾向があり、微妙にペースが速くなっています。逆に、こういう流れですから注意すべきは逃げ、先行馬というのも競馬の面白いところでしょう。
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