『サラブレッド・カンタービレ!』
立冬を迎えたというのに、日中は心地よい陽気が続いていますね。枯れ葉は風に舞い、踊っているかのようです。芸術の秋、クラシックが似合う季節となりました。
クラシックといえば、漫画やドラマで爆発的人気の『のだめカンタービレ』。カンタービレとは、「歌うように美しく」という意味です(「のだめ」は主人公の名前、野田恵の略)。私もすっかりはまってしまいました。ドラマでは、クラシックの名曲がストーリーを盛り上げています。耳に残る、しかしながら落ち着いて聞いていられるようなメロディーに、癒されたりもします。
音楽の持つ役割は、想像以上に重要です。
例えば、GIレースの本馬場入場のマーチやファンファーレが流れただけで、気分が高揚してきますよね。ビッグレースへの期待も、ともに高まります。
関西のGI本馬場入場のテーマは、『ザ・チャンピオン』。作曲したのは、今年3月に亡くなった、宮川泰さんです。宮川さんといえば、『宇宙戦艦ヤマト』のテーマで有名ですよね。ちなみに、宮川さんのご子息、彬良(あきら)さんは、『マツケンサンバ
II』を作曲した方です。才が才を産む。まさに、音楽界のサラブレッドですね。
東の曲は、『グレード・エクウス・マーチ』。作曲したのは、『ドラゴンクエスト』シリーズの音楽で知られる、すぎやまこういちさんです。すぎやまさんは、中山・東京の平地戦全ての本馬場入場・ファンファーレを担当しています。
そのすぎやまさんがお書きになった曲で、『キング・オブ・ターフ』という曲があります。
実はこの曲、現在では使われていないのですが、昨年秋の中山開催まで、競馬場の開門と同時に流れていた曲なのです。私はこの曲が好きで、今でも携帯電話の目覚まし機能に使っています。
現在、中山競馬場(パークウインズ時は定かではないですが)の開門直後のBGMは、松本英子さんが歌う『喝采』という歌です。『喝采』と聞いて、多くのスタッフ・出演者は「『喝采』って言ったら、ちあきなおみしか知らない」と言っていましたが……。
この歌も悪くは無いのですが、やはり私は『キング・オブ・ターフ』の方が好きですし、朝の競馬場に似合っていると思っています。すぎやまさんの奏でる、そのメロディーからは、栄冠を勝ち取った競走馬の勇壮さや疾走感が伝わってくる、そして、曲だけなのにとてもドラマティックな旋律だと……、そう思うのです。
ジャパンカップが終われば、開催は中山に戻ります。朝の中山競馬場、あの曲がもう聴けないのかと思うと寂しいですが、暮れの大舞台で誕生するであろう「キング・オブ・ターフ」に、割れんばかりの「喝采」を送ろうではありませんか。競馬は、いよいよ佳境を迎えます。
ところで、ドラマ『のだめカンタービレ』の中で玉木宏さんが演じているのは、「千秋真一」という天才指揮者。
ちあきなんですか?私も「ちあき」ですけど……?そうですか!、玉ちゃんも「ちあき」なんですね!そういえば、ドラマの中で、「千秋様、ステキ〜」とか言われてるの見てても、何だか知らないですけど、私自身、悪い気はしないですね。私も玉ちゃんみたいにカッコよくなってモテたいですね〜!
「何言ってるんだよ、玉ちゃんのイメージが崩れるだろ!」(S藤氏)
「ちあきなら、玉ちゃんと言っても、せいぜい玉袋筋太郎だな」(K口氏)
「ち〜あ〜き〜!身の程を知らんか、このダァーホ!もうクビやな!」(K原氏)
「ちあきのクセに生意気な……」(T中氏)
「……そんなこと言ったって、もう、手遅れですって……」(S山氏)
……と、言われることでしょう……。想像するに易いです。輪唱のように連呼されるに違いないです……。大合唱団ですよ。さながらオーケストラですよ。
いわんや、『もうだめカンタービレ』においてをや。 |