重賞の扉 第201回 長岡一也
「日経賞」
<レースヒント>
実力馬がここから始動する場合、多少の割引きを考えたい。スタミナが問われるので、年明け一度は叩いて順調にきている馬をマークしたいが、穴を開けた馬の多くがこのケースだ。また、中山巧者が強いレースでもある。近2走の2200m以上のレースにおいて上がりでいい脚を見せた馬も注目しなければならない。多頭数になったときはレースがもつれ、特に伏兵の差しが考えられる。
<狙ってみたい馬>
エアシェイディ   短期放牧でリフレッシュ、これまで戦った相手関係から、当然上位に。
ネヴァブション   中山2500m3勝の実績は当然光っている。これからの馬で引き続き。
ロジユニヴァース   力を出せる状況になった。中山では弥生賞を勝っているし未知でも。
マイネルキッツ   昨年2着の実績がある。放牧された効果が考えられ、底力に期待。
ナムラクレセント   どう走るか未知の部分があるが、折り合えばかなりの力を出せる。

「毎日杯」
<レースヒント>
阪神外回りの1800m、スタミナに加えて切れ味が求められる。ここ2年、前走ダートで勝っている馬が穴を開けている点には注目したい。中長距離で末脚の良さを発揮していた馬、その可能性のある馬を探すレースだ。また、この先ダービーで好走できそうな馬をイメージするのも、最近の傾向からある。とにかく、芝もこなせる馬でダートも合いそうな馬を見つけるレース。
<狙ってみたい馬>
ルーラーシップ   不利をはね返して2馬身半差で圧勝した前走から、精神面の強さも。
リルダヴァル   素軽く終いの瞬発力が叔父のディープインパクトに似ている。久々でも。
ザタイキ   レースセンスを感じる馬、距離が伸びてかえっていいだろう。末脚は確実。
ダノンシャンティ   決め手を生かせる長い直線がいい。ひと息入ってその効果に期待。
ミッキードリーム   ひと息入れたのがいい方向に向くはず。外回りで力が出せるので。

「マーチステークス」
<レースヒント>
ダートの小回りコース、かつて先行して好走した馬の浮上が考えられる。ダートの短距離や芝で速い流れを経験しているかどうかも重要。ダートの短距離や芝で速い流れを経験しているかどうかも重要。ただ、直線に坂があるから厳しいペースになり、思わぬ伏兵が飛び込んでくる。とにかく、つかみづらい荒れるハンデ戦だ。近2走で5着以内に走っているかが基準になり、東京・京都のダート実績は過信しない方がいい。
<狙ってみたい馬>
モンテクリスエス   久々のダートを完勝した前走はよかった。平均ペースでダート向き。
フサイチピージェイ   前走は深いダートで落鉄がある不利。先行脚質で中山は合っている。
マコトスパルビエロ   力のいるダートが合っているので、馬場次第だが、先行できるので。
クリールパッション   久々でもぐんぐん力をつけているので、楽しみの方が大きい。
シビルウォー   中山ダートは、一番力を出せるコース。前走は苦しい態勢から追い込んだ。

「高松宮記念」
<レースヒント>
中京の短い直線、スピード馬が内枠に入ったときには有利と考えられるが、これも馬場状態による。ここへきて外からの差しが目立ってきたので、今年はこちらではないか。外枠に芝の中距離で切れ味を発揮するタイプが入った場合には有利とみたい。ただ、スピード能力を競うという基本は変わらないので、先行して実績のある馬から入るべきだろう。
<狙ってみたい馬>
エーシンフォワード   前走が重賞初制覇、しかし今年に入ってのレースに強さを感じる。
サンカルロ   距離を短縮してまた違った面がみられるようになった。
プレミアムボックス   スムーズに仕掛けられる外枠を引いたのが心強い。馬場も歓迎。
ファイングレイン   ひと叩きされて良くなるタイプ。2年前に勝っているレースだ。
エイシンタイガー   早くから素質を見込まれていた。特にこの距離での一発がある。
 
(2010.03.26)

重賞の扉 第202回 長岡一也
「ダービ−卿CT」
<レースヒント>
別定からハンデ戦になったのが02年、ハンデ頭は一度しか連対を果たしていないし、1番人気は一度勝っただけで後は3着が一度だけ、とにかく荒れるレースだ。前走の結果は気にすることはなく、前走差し届かなかった馬をマークしたい。東風S組が上位に来るケースが多いのも目につく。いずれも、負けたことでハンデが増えていなかったのがポイントに。
<狙ってみたい馬>
フィフスペトル   器用な立ち回りができるし、長くいい脚が使えるので中山マイルはいい。
マイネルファルケ   単騎で逃げればしぶとい。中山のマイルはパーフェクトの連対を果たす。
ショウワモダン   状態の良さはここ2戦でうかがえる。時計がかかるレースだと浮上。
トライアンフマーチ   マイルで成績を残している。どんな流れにも対応できるので。
セイクリッドバレー    ひと叩きされて確実に前進、戦ってきた相手関係から大駆けも。

「大阪杯」
<レースヒント>
春GI戦目標の有力馬が始動するレースで、一番人気が強い。内回りの2000m、マイル戦や小回りの流れに対応できないと苦しい。とは言え、強い人気馬にはあまり関係ない。Bコースに変わって一週目という点は強調したい。伏兵が上位に来る場合は、先行タイプとサンデーサイレンス系で前走の上がりが速かったものが多い。とにかく一番人気が強く、実績馬が力通りに来る。
<狙ってみたい馬>
ドリームジャーニー   前走より動きは良くなっている。59キロは楽ではないが実績から。
ヤマニンキングリー   リフレッシュ効果に期待。札幌記念を思えば阪神内回りは面白い。
サンライズベガ   メンバーを見渡して、先行して主導権を取れそうなのが魅力だ。
サクラオリオン    息の長い活躍が特徴の血統で、暖かくなって良くなっていく馬。
ゴールデンダリア   終いにかけるレースをすれば確実に上位に来る。小回りでもいい。
 
(2010.04.02)

重賞の扉 第203回 長岡一也
「ニュージーランドT」
<レースヒント>
ここ6年、前後半の3ハロンが、前半が34秒、後半が35秒台になっている。ダートの短距離に似た適性が求められるということ。中距離では大敗していても、マイル以下では成績の上がっている、前走500万戦を勝っている馬から穴がよく出る。NHKマイルCのトライアルだが、本番とあわせて連勝した馬はいない。中山のマイル戦はダートもこなせる馬ないし血統を。
<狙ってみたい馬>
コスモセンサー   久々の前走を勝った後も十分に稽古ができた。スピードの違いを。
ダイワバーバリアン   前走は距離、道悪と不利が重なった。マイルがベストの条件。
サンライズプリンス   前走はスタートでつまずいて位置取りが悪かった。スムーズなら。
マイネルマルシェ   戦ってきた相手関係からここなら。ひと息入れて走りやすいマイルで。
ニシノメイゲツ   レースセンスのいい馬。実績のある中山のマイルなら見直したい。

「阪神牝馬S」
<レースヒント>
この時期の1400mになって5年目、小回りで内枠に入った先行馬が展開をリードするが、テンが速く先行馬群がなだれ込むイメージでも、持久力がないと苦しい。これまで、短距離戦で途中から自分で動いて行った経験のあるものがいたら注目。京都牝馬Sでちょっと負けている馬が狙いのひとつになる。それと、近走そこそこ走っている好調な馬を上位に、実績はその次にしたい。
<狙ってみたい馬>
ワンカラット   折り合いのついた前走の内容から、牝馬同士の今度は期待が大きい。
ラドラーダ   3連勝でオープン入りした勢いは、休んだことでさらにパワーアップした。
ヒカルアマランサス   地力強化、距離への対応がカギだが、走りは安定している。
ブロードストリート   ひと叩きされ、今度は56キロ、牝馬同士。実績のあるコースなら。
ベストロケーション   オープン初挑戦の前走が2着、堅実なタイプで稽古は十分。

「桜花賞」
<レースヒント>
馬場改修で外回りコースになった07年以降、以前のような魔の桜花賞ペースにはならなくなった。直線が以前より長く、スタミナ、切れ味が求められる。外枠から早めにまくれる馬がいると波乱の目となることがある。マイル以上で勝ったことのあるものでないと苦しい。阪神JFは条件が同じなので関連は強いが、混戦であった場合は、その結果を過信してはいけない。
<狙ってみたい馬>
アプリコットフィズ   ここ一本に調整を積んできた。十二分に稽古をやった強味を。
ショウリュウムーン   持続力のある脚質が魅力。大きく崩れないタイプで面白い。
アパパネ   最優秀2歳牝馬、ひと叩きされて状態は確実にアップした。枠順も丁度いい。
コスモネモシン   根性のある馬で馬群の中にあっても出てこられる。崩れは少ない。
シンメイフジ   ゲートに不安があるのでこの外枠はよかった。稽古で復活が見えた。
 
(2010.04.09)

重賞の扉 第204回 長岡一也
「マイラーズC」
<レースヒント>
この先にあるマイルのGI戦の重要なステップ。コース改修後外回りのコースになり、スタミナが問われるケースが多くなった。1800〜2000mの中距離を走っていて上がりのいい馬に注目したい。ここ3年に穴をあけた馬は、近2走以内1800m以上のレースで、4コーナー5番手以内にいた点が共通していた。上がりを重点に、無理な穴狙いはしないのが肝要だ。
<狙ってみたい馬>
セイウンワンダー   リフレッシュ効果に期待し、4戦3勝のマイル戦なら力を発揮する。
スーパーホーネット   去年の勝ち馬、芝なら巻き返しは確実。悲願のGI制覇に向けて。
スマイルジャック   前残りの展開をねじ伏せた前走は強かった。3着の昨年よりいい。
トライアンフマーチ   前走は後手に回ってレースにならなかった。阪神の外回りなら。
キングストリート   前々でレースをするには絶好の枠。正攻法の競馬なら本領発揮。

「皐月賞」
<レースヒント>
ステップレースの上位馬から勝ち馬は出るが、入着に穴馬が入ることがよくある。2、3戦続けて中山で走ってきた馬、2000m好走組などから選びたい。弥生賞を先行して圧勝した馬は崩れが少ないが、前に行けて馬力のある血を受け継いでいる馬は最有力に。スローペースなら内枠の差しが有利だが、ハイペースなら外枠の差し馬が狙える。荒れた馬場では後方からの馬は苦戦。
<狙ってみたい馬>
ヴィクトワールピサ   2000mばかりで4連勝し、はっきり頂点が見えている。ここも。
エイシンアポロン   迫力のある調教、叩いての効果が。どんな競馬でも可能なタイプ。
 ダイワファルコン   体質が強くなり、前走よりかなりの上積みが見込める。素質開花を。
ローズキングダム   好枠を引いた。馬場もこの馬向きのいい状態が期待できる。切れで。
エイシンフラッシュ   物怖じしないタイプでどんなレースでもできる。混戦向きの馬だ。
 
(2010.04.16)

重賞の扉 第205回 長岡一也
「福島牝馬S」
<レースヒント>
去年は馬場が悪く、前残りのレースだったが、小回りコースの重賞は、だいたい流れが厳しくなる。そのためスタミナが必要で、芝の1800m以上の上がりの速いレースで追い込んで届かない競馬をしていたものが合う。例えば、中山牝馬Sで速い上がりを使える馬で力を出し切れなかったものが穴をあける。また、2000m以上のレースで牡馬を相手に走ってきたものにも注目したい。
<狙ってみたい馬>
ブラボーデイジー   荒れた馬場は得意としている。ここを勝って昨年の再現を期待する。
ブライティアパルス   前走は大逃げで失速したが、小回りコースの牝馬同士なら面白い。
コロンバスサークル   54キロで平坦コースなら。短期放牧で状態が上がっているので。
ウェディングフジコ   なによりも荒れた馬場を苦にしないのがいい。小回り向きの脚質。
ジェルミナル   馬体の成長が明らか。ひと叩きされクラシック好走の底力に期待。

「フローラS」
<レースヒント>
桜花賞から中一週の日程になった2000年以降、優勝馬の6頭が1勝馬。オークスに向け、未知の有力馬を探すレースだ。左回りの中距離実績が特に重要で、マイル以下のレースで力を出せなかった馬を狙いたい。また、1800mのダートで勝ち上がっているタイプがいたら考えたい。スタミナが問われるということ。父母どちらかにダート向きの血が入っているものを探したい。
<狙ってみたい馬>
アグネスワルツ   芝2戦2勝。未知の部分が多く、前に行って粘る脚質に強さを増した。
ブルーミングアレー   ずっと強い調教を重ねてきた。2000mならこの馬の真価を発揮。
サンテミリオン   前走の厳しい競馬がいい経験に。牡馬相手の2連勝は完勝だった。
ディアアレトゥーサ   意識して長めの距離を使ってきた。牡馬相手にもまれてきたのも。
ベストクルーズ   稽古で動くようになってきた。距離が延びて威力を増すだろう。

「アンタレスS」
<レースヒント>
とにかく先行できる人気馬は崩れにくい。ダートの1800mは、芝でも走れるスピードが求められ、前走の位置取りが悪かったものはここでは来ていない。人気馬の取捨の材料になる。血統面では、ブライアンズタイム産駒が目立っているが、ダートに強い血統が父にいたら、母父には芝の中長距離に強い血が入っていればいい。他力本願の追い込みは敬遠、先攻経験を重視する。
<狙ってみたい馬>
トランセンド   前走後にひと息入れたのが好感できる。前走の好タイムから京都は強い。
フサイチセブン   前に行けるので展開に左右されない。このレースの条件に合っている。
ダイシンオレンジ   京都のダート戦では崩れが少ない。ここまで待っての出走だけに。
シルクメビウス   GI2着馬、京都の1800mは好成績があり、ここを目標にしてきた。
ウォータクティクス   このところ不振が目立つが、本来は京都のダートこその馬だ。
 
(2010.04.23)

重賞の扉 第206回 長岡一也
「青葉賞」
<レースヒント>
ダービーへの優先出走権は2着までに変更、激しいレースになりそうだ。まだここからダービー馬は出ていないが、入着馬はいる。ダービーと同じ舞台、ダービー馬か産駒にダービー馬を出している種牡馬を、父か母父に持っている馬が特に狙い目になる。中長距離戦で34秒台の速い上がりで連対を果たしているかが目安に。1勝馬は劣勢で、せいぜい2着止まりだ。
<狙ってみたい馬>
ペルーサ   目下3戦3勝、前走は時計も速くレースも上手だった。かかる馬ではない。
トゥザグローリー   走法が大きく、東京での走りが楽しみ。とにかくスケールが大きい。
ハートビートソング   急上昇中の1頭。短期放牧明けで万全の態勢が整っている。
リリエンタール   決め手を生かす絶好の場、リフレッシュされ、本領発揮なら可能性が。
エクセルサス   待ちに待った東京コースで、どう走るか。稽古十分で文句ないデキ。

「天皇賞・春」
<レースヒント>
平均してスピードが持続できるかどうかがカギ。基本的には前に行ける馬が有利。長距離実績のあるスタミナ血統、特に母父にそれがあると心強い。コース形態が問題で、3コーナーすぎから下り坂で直線がフラットなため、上がり3ハロンを33秒から34秒台前半でまとめられるかがポイントに。近走好調なことが第一で、GI馬の出番も多い。とにかく切れ味が求められる。
<狙ってみたい馬>
フォゲッタブル   2月以来だが、いい充電になった。晩成の血が開花した今ならの馬。
マイネルキッツ   スタミナ豊富で長丁場こその馬。日経賞の上がりタイムから絶好調だ。
ジャミール   地味なタイプだが、競馬ではしっかり走るタイプ。ぐんぐん力をつけてきた。
トウカイトリック   5年連続の挑戦、8歳馬ながら状態は一番いい。長距離実績なら。
メイショウベルーガ   早くからここが大目標で、順調にきた。特に京都は得意のコース。
 
(2010.04.30)

重賞の扉 第207回 長岡一也
「新潟大賞典」
<レースヒント>
レースの上がりが速いが、これは勝ちタイムとは関係ない。新潟外回りの2000mでコーナーは2つ、直線が長いからだが、一瞬のスピードだけでは通用しない。平坦の長い直線を走り抜くスタミナ、パワーのある血統が合っている。人気馬は、近走の外回りコースでの上がりに注目することと、東京や京都の1800mの成績をチェックするといい。上位3頭の中に人気薄がよく来る。
<狙ってみたい馬>
セイクリッドバレー   新潟外回りで2勝している。特に2000m前後で安定している強味。
チョウカイファイト   左回りがいいことと、ペースが速くならないことがこの馬向き。
サニーサンデー   スピードの違いで有利な展開に持ち込める。斤量も恵まれている。
トリビュートソング   どのレースでも掲示板を外していない。それだけ確実性が高い
ゴールデンダリア   余裕ある稽古ができた。確実に末脚を伸ばしてくるのでここなら。

「京都新聞杯」
<レースヒント>
関西のダービー最終便とも言われるが、ラップを落とさずに勝てた馬ならダービーに結びつく。外回りの2200mになってからは、これ以上の距離で先行していたものがいれば有望と考えていい。スタミナのある先行馬ということ。とにかく、スタミナ勝負を頭に入れ、京都や阪神の外回り実績を重視したい。菊花賞に強そうな血統、長距離が合う血統をテーマに考えるレース。
<狙ってみたい馬>
レーヴドリアン   京都外回りならこれまでの好成績が光る。皐月賞は後手に回っていた。
ゲシュタルト   先行力があり、京都の実績もあり、このコースはレースがしやすい。
ネオポラリス   上昇の余地が他馬よりもあった。前走は着差以上に強いレースだった。
メイショウウズシオ   豊富なキャリアに強味を感じる。スタミナのある先行力で。
コスモファントム   馬体の回復に時間がかかったが、暮れの実績があるし先行もできる。

「NHKマイルC」
<レースヒント>
昨年はスピード優先の競馬で、勝ち馬の前後半のラップは同じだった。どの路線からの参戦が優位かを見定めるのがポイントに。ニュージーランドT組は、皐月賞や桜花賞のレベルがどうであったかで見極め、その基準にはタイムを。総じて、先行して持久力のある差しタイプがいい。穴には、マイル以上で上がりの速い馬と、斤量が有利な牝馬を考えてみたい。
<狙ってみたい馬>
ダノンシャンティ   とにかく瞬発力が目を引く。騎手のコントロールに応える素養が光る。
サンライズプリンス   スケールの大きい走りは、東京でこそ本領を発揮する。好調だ。
リルダヴァル   ディープインパクトの甥、休み明け3走目になる今回こそが狙いになる。
ガルボ   東京でこそ自分のレースが目一杯できる。シンザン記念を勝った力をここで。
エイシンアポロン   大敗した皐月賞は入れ込んで問題外。好位からじっくり戦えば。
 
(2010.05.07)

重賞の扉 第208回 長岡一也
「京王杯スプリングC」
<レースヒント>
安田記念の前哨戦、スプリンターとマイラーが集まるが、東京コースだけにマイルで良さそうな馬がいい。マイルの重賞で3着以内の実績があれば圏内。タイムが速ければ短距離実績がものを言い、そうでなければマイル以上に実績のあるものと分けて考えるのもひとつの方法だ。コースの高速化を思えば、前走高松宮記念組がいいが、事実、ここ3年の上位馬にはこの組が来ている。
<狙ってみたい馬>
エーシンフォワード   昨年暮れから着実に上昇一途。得意の距離、高速馬場ならここも。
サンカルロ   持ち味の末脚を発揮するには、この長い直線がいい。1400mは堅実に走る。
オセアニアボス   勢いを感じる1頭。1400mはその中でもよく走っている距離だ。
タケミカヅチ   ひと叩きされて上昇、能力と実績からいつ走っても不思議のない存在。
マルカフェニックス   前走は内でつまっての敗戦だったが、広い東京なら可能性は大。

「ヴィクトリアマイル」
<レースヒント>
新設されて5年目、去年は違ったが、3年連続連対馬を出した阪神牝馬Sが最重要ステップレース。今年は、それにドバイ帰りが加わり、去年のウオッカに続くかがポイント。同じマイルでも安田記念にくらべペースが遅いので、先行した経験の有無は大きく、内枠の先行脚質は有利。中距離向きより1400m向きくらいがいいので、近走、そういう距離で先行していたものが穴に。
<狙ってみたい馬>
ブエナビスタ   レースに条件のつかないタイプ。前走のドバイが芝だったのがいい。
レッドディザイア   長い直線なら力を出し切る。ただ、マイルだと絶対とは言いにくい。
ブロードストリート   ローズSレコード勝ちのように軽い馬場が合う。充実期にある。
アイアムカミノマゴ   前走は楽に抜け出す強い競馬だった。今なら折り合いに心配ない。
ラドラーダ   東京のマイル2戦2勝、重賞は2戦目。叩き2走目、東京なら能力発揮。
 
(2010.05.14)

重賞の扉 第209回 長岡一也
「東海S」
<レースヒント>
前が止まらない京都コースをイメージするといい。芝の長距離血統がよく来るし、内枠に入った先行馬、差し馬が有利という傾向がある。この距離のダート戦は少ないので、経験の少ない4歳馬の苦戦がはっきりしているし、スタミナ血統馬が突然走ることがある。前走の成績はアテにならない。アンタレスSを人気で負けた馬に注目。1番人気は、ここ6年、連対を外している。
<狙ってみたい馬>
マコトスパルビエロ   オープン6勝の力がある。この距離は有利だしパワーで前残りを。
フサイチセブン   ハイペースの前走で厳しい展開を粘った馬。今回はもう少し有利になる。
トランセンド   好枠からすんなり先行できそうだ。前走より距離が延びたのが味方する。
シルクメビウス   ひと叩きされた効果に期待する。昨年のJCダート2着馬の力を。
ボランタス   去年の3着馬、中央時は京都の中距離の戦績が良かった。このコースなら。

「オークス」
<レースヒント>
桜花賞が外回りコースになって以来、この上位馬がオークスで好走するようになった。距離うんぬんは気にせず、タメて切れる馬に注目したい。先行馬にチャンスがあるとすれば、馬場が渋ったとき。今年の桜花賞は、切れ味が封じられた馬場で前に行った馬が上位を占めていた。その点から考え、馬場が良いときは、桜花賞で脚を封じられていた馬ということになるのだが。
<狙ってみたい馬>
ショウリュウムーン   ゆったり走る方がいい馬でスタミナも十分ある血統。本領発揮。
アパパネ   精神的に成長し、パワーアップも感じられる。稽古で見せた迫力があれば。
オウケンサクラ 
  自在性があって器用なタイプ。主導権を取って距離延長を味方につける。
アプリコットフィズ   東京は2戦2勝、跳びが大きいのでのびのびと走れる。ここがいい。
サンテミリオン   追って味があり、スピードに乗ってからラップは落ちない強味がある。
 
(2010.05.21)

重賞の扉 第210回 長岡一也
「金鯱賞」
<レースヒント>
今回は京都の2000mで行われる。馬場が悪くなければ内枠の先行馬が圧倒的に有利になりやすい。その点、中京の場合に似ている。また、差し馬も内枠に入らないと厳しい。小回りの2000m、スタミナ型のサンデー系が強いコースだから、大レースに強い血統がよく、その後のGI戦で活躍することが多い。長距離のGIで実績を上げている種牡馬の産駒に注目したい。
<狙ってみたい馬>
アクシオン   久々でも乗り込みは十分。3連勝中で急上昇、ひと息入れてこれからが勝負。
アーネストリー   体質強化がはかられてきた。気性的にポン使いが利くタイプだ。
ナムラクレセント   叩き3走目、去年オープン特別を勝ったコースで、狙い打ちの一戦。
タスカータソルテ   京都の内回りで平坦コースはプラスになる。距離も含めてピッタリ。
スマートギア   調子は、調教内容からいいと判断できる。追い込みの決まる展開なら。

「日本ダービー」
<レースヒント>
皐月賞とは異なり、勝ち切るにはかなりの斬れ味が必要とされる。先行馬はよほどしぶといかスピードで圧倒できるものでないと通用しない。青葉賞組が勝っていないのは、最後の瞬発力が劣っていたからで、今年は様子が異なっている。穴には、皐月賞で凡走した斬れのある馬、トライアル組は、2着に決定的な差をつけて圧勝したものでないとここでは苦しい。
<狙ってみたい馬>
ペルーサ   同舞台で好タイム、圧倒的勝利と強調できる材料が一杯。どんな展開でも。
ヴィクトワールピサ   斬れと根性がセールスポイント。この枠なら好位からの競馬が。
ダノンシャンティ   折り合いに不安がないので距離は大丈夫。長くいい脚を使える。
ヒルノダムール   2着が続いたが、力負けではない。広い東京なら好位からの台頭も。
エイシンフラッシュ   とにかくどんなレースでも堅実に走れる。前半の位置取り次第で。

「目黒記念」
<レースヒント>
馬場次第ではスタミナ血統馬が浮上するレースだが、それほど厳しい流れにはならず、速い上がりの脚を使えるものが有利で、ある程度前に位置できる馬がいい。34秒台の脚があれば注目できる。前走で前に行っていた人気馬が飛ぶことが多いが、注意したい。軽ハンデ馬を狙うとすれば、SS系の血統背景のある馬。長距離実績があるかどうかも判断基準にしたい。
<狙ってみたい馬>
トップカミング   距離実績、東京コース実績ともにあり、ひと叩きされて初重賞勝ちを。
モンテクリスエス   仕切り直しの一戦、長くいい脚を使えるタイプで、展開が向けば。
アルナスライン   十分な休養をはさみ疲れを取ってきたので、2年前2着の力を信じる。
スマートステージ   終いは確実に伸びてくるので、54キロを生かして一発があっても。
ミッキーペトラ   天皇賞はペースが速かったための大敗、ハンデをついて一気に上昇。

(2010.05.28)

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